日中技能者交流センター、JCSEC

日中技能者交流センター
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設立30周年記念事業を検討中!

みなさんのご支援で設立30周年

 (公財)日中技能者交流センターは、労働団体などの協力を得て「財団法人日中勤労者交流センター」として設立されてから来年9月で30周年を迎えます。この間、2011年4月には、新公益法人制度に基づき公益財団法人として新たに出発し、今日に至っています。紆余曲折を経ながらも、会員をはじめ内外の多くの団体や個人のご支援とご協力により記念すべき節目の年を迎えることとなりました。みなさまに、心から感謝申し上げます。
 センターは、その名称が示す通り、中国との関係の中で育まれてきました。私たちは、中国の3つのパートナー、中国職工対外交流中心、人社部国際交流服務中心、そして中国国家外国専家局とともに信頼と協力のパートナーシップを築いてきました。このパートナーシップは、センターにとってその過去と現在そして未来において変わることのない貴重な財産です。私たちは、この財産を大切にしながら設立30周年を迎えるとともに、多様性の度を益々深めるグローバル世界の中で持続可能な組織を目指してポスト30周年の時代を拓いて行きたいと考えています。


記念事業の検討が進んでいます

 センターは、発足以来、日中友好にかかわる市民団体として、「顔の見える市民の関係」を作り出す民際交流を進めてまいりました。30周年記念事業の具体化にあたっては、この基本的なスタンスを柱としつつ、30周年後のセンターのあるべき姿を探ることに重点を置きました。その結果、「市民レベルの交流を通じた日中国民の友好と協力の促進」をメインテーマとし、これを記念事業全体の冠として一連の事業の具体化を図ること、そしてその中で、センターの将来像を展望することとしました。
 このメインテーマは、至極当たり前で平凡に思えますが、安保関連法案の国会での審議が進むにつれ、その当たり前なことがとても大事な意味を持ち始めたと感じています。参議院での審議が進むにつれて、中国が具体的な脅威として名指しされはじめたからです。このことは、日中関係に関わる者として、痛恨の極みと言わざるを得ません。ですから、今、強調しなければならないことは、国と国との関係が時代や政治・経済状況によって左右されざるを得ないとしても、市民レベル、言い換えれば双方の国民の「根っこの部分」では、揺るぎの無い信頼関係を作って行かなければならないということではないでしょうか。センターは、記念事業を通じて、こうしたセンターの考えを内外にアピールする貴重な機会として積極的に捉えています。
 過去10年、20年の記念事業は、「創立記念祝賀会」として単発で執り行ってきました。しかし、今回は、30周年がセンターの将来的な在り方について検討する契機であることから、連続性を持って企画案を考えることにしました。その際、一連の記念事業に係る経費は、通常業務の集中と選択を図る中で、経済的負担を極力回避する方向で検討することとしています。
 現在予定されている左表の記念事業案は、10月に開催されるセンター理事会、評議員会に諮られる予定です。みなさまには引き続きご案内をさせていただきます。記念事業の成功に向けてご支援とご協力を心からお願い申し上げます。

(専務理事/事務局長 新井 力)


具体的な記念事業案

①センター結成30周年記念訪中団 2016年1月派遣。歴史的に構築された3つの中国パートナー組織と協議し、一層の連携を通じて、相互の事業発展、市民レベルの交流拡大を目指します。
②「日中友好シンポジウム―北京」の開催 記念訪中団の北京滞在中、「グローバル世界の中で日中友好を促進しよう!」をテーマに、中華全国総工会の大学「中国労働関係学院」で開催します。私たちが生きるグローバル化された世界を背景に、隣国である日本と中国における市民レベルの友好と協力の道を探ります。
③「日中友好シンポジウム―東京」の開催 「日中友好と交流の促進に向けた私たちのビジョン」をテーマに2016年11月に開催します。中国で開催する「日中友好シンポジウム―北京」と対をなすものです。「北京」ではグローバルな背景から日中友好をとらえ、その延長上で、「東京」では4つの組織の事業連携を通じた日中友好を目指します。
④設立30周年記念レセプションの開催
⑤設立30周年記念事業「日中友好と協力のための基金(略称:日中友好協力基金)」の設立 記念事業のメインテーマ、「市民レベルの交流を通じた日中の友好と協力の促進」を具体的に推進するために、主旨に沿うセンター内外の事業を対象にして財政的支援を行います。


未来の日中両国の介護を担う人材の育成へ着手!

〜NPO日中介護事業交流協会と提携〜

 当センターは、介護人材育成支援をしている特定非営利活動法人(NPO)日中介護事業交流協会と、中国人介護士育成支援を目的として提携することとなりました。
 これまで当センターは、中国の看護技術向上への貢献、および日本での人材育成を目的として、中国人看護師の育成支援事業に取り組んでおり、そこから派生する形で、急速に高齢化する中国で必要性が高まっている介護分野での交流についても準備を進めてきました。このほど提携することになりましたNPO日中介護事業交流協会は、2009年の設立以来、陝西省において介護の指導者の育成をはじめ、介護人材の育成に取り組んでおり、その内容は高く評価され、2012年には、独立行政法人国際協力機構(JICA)の「草の根協力支援事業」を受託し、その支援を受けながら、毎年10名前後の陝西省の学生が日本で約3ヶ月間研修をしております。
 私たちは、協会の取り組みと理念は、当センターの人材育成支援事業のそれと合致するものであると考え、より強い協力関係を築くために、この度相互に入会し、事業全般で提携することを決めました。
 今後は、これまで実施されてきた学生達の研修を継続するとともに、今後ますます必要性が増すと予想される介護人材の育成拡大について連携を強めていきます。


人見理事長、内蒙古等視察

― 地域の実情にあった人材育成を ―

 当センター人見理事長と小松理事は、中国人力資源和社会保障部国際交流服務中心の招きで、2015年8月4日から8月8日まで、内モンゴル、瀋陽および大連を訪問し、地方労働局所管の人材市場等を視察しました。
 内モンゴルでは発展著しい中国にあって、上海などの大都市と比べて発展速度が遅いことから、溶接、機械加工など、この地域の若者の日本での人材養成に強い意欲が示されました。瀋陽、大連では、水産加工や溶接などの人材を養成するために技能実習生派遣意欲が高く、実習生がより成果をあげることができるため事前の日本語教育の充実、家族サポートなどの実習生支援体制について説明を受けました。当センターは、各地域にはそれぞれの個別の人材育成へのニーズがあるとの今回の視察の経験を今後の事業に生かしていきます。


大連の日本語学校訪問
大連の日本語学校訪問


瀋陽の実情説明を受ける人見理事長
瀋陽の実情説明を受ける人見理事長


内蒙古労働市場視察
内蒙古労働市場視察


陽光とともに公益の道をともに歩もう

第3回「友の会」カフェ開催

 7月15日に第3回「友の会」カフェが開催されました。今回のテーマは「ボランティア活動について」です。
 センターに駐在する楊賦臻さん(中国人力資源・社会保障部国際交流服務中心駐日代表)が「河北省陽光公益ボランティア協会」の活動を中心に報告しました。
 日本のマスコミは、中国の目覚ましい経済発展の一方で、貧富の格差が拡大していること、山岳部や農村地帯では、出稼ぎに出る親から引き離され、教育も受けられず、食事もままならない多くの子供たちがいる過酷な現実を伝えています。
 楊さんによれば、そんな中で、若者たちが中心になって子どもたちのための支援活動等を続けています。彼らのツールは、インターネット。主に中国版SMSであるQQ等を利用し、特定の事務所を持っているわけではありません。若者たちのインターネットを通じた呼びかけに賛同して、募金活動やチャリティー公演が行われ、実際に「希望小学校」や「愛心図書館」が地域に作られてきました。長年にわたるこうした活動は、河北省民政府も認めるところとなり、「河北省陽光公益ボランティア協会」として正式の民間公益団体となったそうです。
 「陽光とともに公益の道をともに歩もう」これは、「協会」の基本となる考えだそうです。
 座談会では、楊さんの話をベースに意見交換が行われました。「友の会」がこの活動に協力できないだろうかとの意見の延長に、実際に現地に行って子どもたちと交流することの大切さ、音楽を通じた交流、文具やコミックの寄贈等様々なアイディアが出されました。「友の会」では、この話し合いをも踏まえて、草の根交流の可能性を考えてみたいと思っています。
 練馬区役所で働いている高橋修司さんには中国にいったときの北京市海淀区の現地大学生との交流、また、現在行っている中国人留学生との交流とボランティア活動についてお話を伺いました。


楊賦臻さん河北省陽光公益ボランティア協会講義中1
楊賦臻さん河北省陽光公益ボランティア協会講義中2
楊賦臻さん河北省陽光公益ボランティア協会講義中


太極拳にも挑戦
太極拳にも挑戦


コラム・一ツ橋

 4月8日から12日にかけて2015年度事業協議のため訪中した。中国の関係三団体(中国職工対外交流中心、国際交流服務中心、中国国家外国専家局)とは2015年度事業計画について今年も円滑に事業を進めることで合意した。
 2016年は日中技能者交流センター創立30周年を迎える。30周年記念事業の概要についても理解を得て準備をすすめることになった。
 今回の訪中に際し、駐中国日本大使館を表敬訪問し、木寺大使と懇談の機会を得た。
 大使は、日中関係の厳しい状況が昨年のAPEC北京会議の際の日中首脳会談が開催されたことで、徐々に改善の方向に向かっている、国同士の政治が厳しい環境にある時、民間同士の交流がいかに大事か、ということを強調された。特に日中技能者交流センターが中国の三機関と永年に亘り交流事業を行ってきたこと、そして中国に日本語教師を多数派遣してきた事業について、高い評価を頂いた。
 私達、日中技能者交流センターが永年に亘り日中友好の促進に果たしてきた役割と成果に自信と誇りを持つことが出来る意義深い訪中となった。

理事長 人見一夫


派遣教師からのおたより

手探りの2年間 そしてこれから

北京理工大学 坂本 篤子

 北京理工大学の創立は1940年、外国語学部が設置されたのは2000年です。日語科は一学年一クラス、学生数は各学年25人までで、3年生からは留学する学生もいるため15人前後で授業が行われることがあります。幸いにもここで私は3年目を迎えることになりました。
 1年目は、会話・作文・日本国家概況など5種類の科目を任されました。慣れないこともあり無我夢中でした。しかし学生と親しく話ができ、各人の弱点を把握してきめ細かな指導ができたのは少人数だったからでしょう。2年目は前年の反省に基づき、資料やPPTに大幅な変更や工夫を試みました。やはり5種類担当しましたが、テキストや資料の作成にはその前の長い夏休みが利用できました。自分では準備万端のつもりで北京に赴きましたが、それで足りるはずがありません。再びバタバタとした日々になってしまい反省頻りです。
 最初、学科長から、「とにかく学生が日本に興味を持つように授業をしてほしい」と言われました。実のところほとんどの学生がアニメや音楽など日本への関心は非常に高いのです。しかしいざ日本語専攻となると、必ずしも第一希望ではないという学生が多数いることを作文の授業などを通して知り、大学からのこの要求に応えるのは簡単ではないと感じました。そこで、何か目に見えるもので達成感を得るのも楽しく刺激になるのではないかと試行錯誤していました。
 昨年の9月、本格的な授業の始まる前の3週間は(小学期と言っています)、日本の文化に関することを遊びの要素も取り入れて扱うよう指示されました。これは願ってもないチャンスです。そこで、浴衣の着付け(男女)、茶道、短歌実作、折り紙などを計画しました。学生の呑み込みの早さは驚くばかりです。
 このうち短歌実作は3年生の活動としました。日本語のリズムを指で数えながら五七五七七に収めるのに苦労していましたが、出来上がった短歌は素直な分だけ個性的に仕上がりました。自分で撮った写真をそれに添えてメールで送らせ、こちらで冊子にして配布しました。自分の作品が載ったページを愛おしそうに開く姿を見て私も嬉しくなったものです。今度の小学期も新3年生に俄歌人になってもらいます。
 どんな些細なことでも真剣に取り組む学生たちに感謝しつつ、大学及び学生の要求に応えるべく外教としての役目を果たさなければなりません。日々の授業の積み重ねの中からしか生まれない信頼関係を大事にして3年目を過ごしたいと思います。


着付けを手伝ってあげています
着付けを手伝ってあげています


みんな得意顔です
みんな得意顔です


五七五七七に苦戦しています
五七五七七に苦戦しています


出来上がった短歌集
出来上がった短歌集


四国支所からの便り

王さん

 外国人技能実習生は受入企業に配属されて技能実習を開始してから約8か月経つと、「技能評価試験」を受けます。在留資格を技能実習“1号”から“2号”へ移行する必須条件の一つがこの試験に合格することです。そのため、技能実習生本人にとっても受入企業にとってもこの試験に合格できるかどうかは心配の種です。
 最近、私は数回にわたり、通訳と指導の為に、試験の現場まで行かせて頂き、その緊張感を経験してきました。
 現場で実感したことは、これからは試験準備のための時間を長くとり、日本語能力も向上させながら、技術・学科知識を身につけることが大事です。実際の学科試験は勉強したことが試験範囲なのですが、具体的な学科試験の問題文は文型の変化が多くなり、日本語で全体的な文章の把握ができなければ、合格はかなり難しいからです(専門用語は知っていても、文型が変わるだけで意味が全く違ってきます)。勿論、技能実習生入国直前直後の日本語教育も強化しなければなりません。
 もう一つ実感したことは、受験した技能実習生たちは、以前は大部分を占めていた中国籍の者は三分の一に減り、残りの三分の二は東南アジア諸国の実習生だったことです。そして驚いたことに、非漢字圏からきた彼らですが、学科試験に全員合格できていたことでした。(程)


外国人の友達と
外国人の友達と


金閣寺に行きました
金閣寺に行きました


日本の祭りも楽しい
日本の祭りも楽しい



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