日中技能者交流センター、JCSEC

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11月1日、外国人技能実習「新法」がスタート

当財団「優良」監理団体の資格を取得

 昨年に成立した「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」(通称:新法)が11月1日に施行されました。
 当財団は「新法」に定められた監理団体の許可を申請していましたが、11月1日付けで「一般監理団体」として認定されました。これは通常の監理団体の中から、業務を遂行する能力につき、特に高い水準の要件を満たしている団体のみ認定(通称:優良団体)されるものです。
 実習期間の延長(新設された技能実習3号の最大2年間)や、受入れ人数枠の拡大(最大旧法の2倍)など業務の拡充を認められており、通常の監理団体よりも充実した技能実習事業を展開することができるようになりました。
 2018年2月から、順次「新法」対象の技能実習生が誕生します。
 そこで「新法」における主な変更点・留意点をご案内します。


現在の制度から新法実習制度への主な変更点

新法の実習生となった場合(これまでとの主な違い)
 入国、資格変更、在留期間手続きのうち、いずれかの一つでも新法の下で行われた場合、新法実習生となり、以下が適用されます。
 ある期間、旧法実習生と新法実習生が同時に滞在する場合があります。それぞれに新旧法が適応されますので、注意が必要です。
 新旧実習生の区別は、「入国日による新旧法適用早見表」を参照してください。


入国日による新旧法適用実習生早見表

入国日による新旧法適用実習生早見表

注:
①入国、資格変更、在留期間更手続のうち、いずれかの一つでも新法の下におこなわれた場合、新法実習生となります。
②当財団は以下の経過措置で手続きをしているので、早見表通りとなります。
・2017年10月31日までに、資格変更、在留期間延長の申請を行った場合は、1年後の在留期間延長申請許可までは旧法実習生。
・2017年11月1日~2018年1月31日に入国を希望する実習生は、2017年10月31日までに申請し、2018年1月31日までに入国予定であれば、1年後の資格変更・期間更新許可まで旧実習生。
③1の実習生は、帰国前の随時3級等試験は希望者のみ。2~4の実習生は、帰国前の随時3級等受検は必須


これまでとの主な変更点一覧

これまでとの主な変更点一覧



事業調整協議団を中国へ派遣

3パートナーと下半期の事業展開を協議

 今年度は初めての試みとして、年度の中間時期である9月に中国側の3つのパートナー(中国職工対外交流中心、中国人力資源社会保障部国際交流服務中心、中国国家外国専家局)と協議を行うため、人見理事長を団長とする訪中団を派遣しました。
 協議の中では日中間で進めている上半期の事業実施状況の総括と、それを受けて、下半期の事業展開の調整が行われました。
日時 2017年9月4日(月)~9月9日(土)
構成 人見一夫理事長、新井力専務理事、中小路寛常務理事、星知志穂部長。

事業調整の協議ポイント

1 17年度上半期を振り返って…動向と課題
 ⑴ 技能実習関係:新法対応、職工中心業務変更対応
 ⑵ 日本語教育関係:中国側窓口変更対応、拡大キャンペーン対応
 ⑶ 新規事業関係:介護関係対応

2 17年度下期以降の事業展開の基本的な考え方
 ⑴ 技能実習事業:新法対応、「業務の選択と集中」の方針を共有
 ⑵ 日本語教師派遣事業:派遣システムの改良、拡大キャンペーン関係
 ⑶ 新規事業:合同作業チームの積極的活用。11月に協議実施予定

主な日程

9月4日(月)羽田空港から出発、北京着後、中国職工対外交流中心と業務会談。
9月5日(火)午前:中国国家外国専家局と業務会談、午後:人社部国際交流服務中心と業務会談。
9月6日(水)午前:新幹線にて北京南駅から黄山北駅へ。着後、黄山市職工中心と交流。
9月7日(木)安徽省総工会と交流、市内見学。
9月8日(金)新幹線にて黄山北駅から上海虹橋駅へ。着後、上海市職工中心と交流。
9月9日(土)上海虹橋空港から帰国。


中国職工対外交流中心 彭秘書長との協議
中国職工対外交流中心 彭秘書長との協議


中国国家外国専家局 周副局長と
中国国家外国専家局 周副局長と


国際交流服務中心の付主任を囲んで
国際交流服務中心の付主任を囲んで



第24回理事会を開催

17年度上半期の事業状況と下半期の展望を審議

 10月19日(木)、当財団の第24回理事会が、東京本部会議室にて、人見理事長以下、理事11名、監事1名の出席のもと、開催されました。
 人見理事長の挨拶につづき、新井専務理事より上半期の事業報告、中小路常務理事より上半期の事業収支報告が行われ、審議の結果、満場一致で承認されました。


 
第24回理事会



派遣教師からのおたより

閩江学院に赴任して

福建省福州市閩江学院 鈴木 節子

 福州空港に降り立った時は感動して目頭が熱くなった。
 「やっと中国に来た。それも旅行じゃない。これからこの地で日本語教師として仕事をするのだ。」
 中国で日本語を教えたいという長年の夢が叶い、定年退職後の昨年9月、私の赴任校である閩江学院にやってきた。赴任する前は不安ばかりだったが、「案ずるより産むが易し」の諺通り、心地よい中国生活が始まった。
 福建省の省都である福州市は那覇市とほぼ同じ緯度にあり、台湾海峡を隔てると台湾がある。人口は約757万人(2016年)の都市で、気候は温暖湿潤、四季常緑、夏は長く冬は短い。雪は降らない。年平均気温は20~25度で、7月~9月の最高気温は40度近くになる。
 閩江学院は公立の大学で、福州市の郊外にあり、約2万人の学生が寮生活をしながら勉学に励んでいる。この大学には外教職員用の宿舎がないので、市内にアパートを借りてバスで大学へ通う。前任の先生が私のお世話をしてくれる卒業生を紹介してくれた御蔭で、バスの乗り方、キャンパス内の案内、学食の利用の仕方、買い物等々細かに説明してくれた。休みの日には、福州の街を案内してくれた。また先輩の日本人教師からいろいろ教わった。
 1年目は、授業の準備や指導の工夫など試行錯誤の連続で落ち込むこともあったが、学生たちは親切で礼儀正しく、廊下ですれ違ったり、私を見かけたりしたときによく声をかけてくれたので救われた。北京交流会で講師の先生から教えて頂いた「アフレコ」を1年生、3年生の授業の中で実践してみたら、学生たちに好評で意欲的に取り組んでいた。
 2年目も継続して働けることになったので、12月に「アフレコ大会」を開催することになり、今準備を進めている。更に、1年目の反省を踏まえ、自分の授業の空いている時間に1年生の日本語の授業にTTとして手伝わせてもらっている。1年生の初期の段階は日本語の能力に差があり、日本語学科を志望しないが偶々入学してきた学生も少なからずいる。そのような学生は休みがちになり、出席していても消極的である。少しでもサポート出来ればとの思いであるが、効果があるのかもう少し続けていきたいと思う今日この頃である。

注)「アフレコ」・・・映画・テレビで、画面だけを撮影し、あとから台詞や音などを録音すること。
 「TT」・・・ティームティーチングの略。一つの教室で二人の教師が指導に当たる体制のこと。T1の先生が主として指導し、T2の先生がサポートする指導法。


閩江学院
閩江学院


教室にて
教室にて


授業風景
授業風景



実習生だより

日本で最後の嬉しいサプライズ

 2017年8月12日、広島因島で3年間の技能実習を終え、4日後帰国予定の董さんが買い物先の福山市で財布を落としてしまった。中身は日本円現金78,000円と在留カード(帰国の出国手続きに必要)、中国と日本の銀行カード数枚などであった。
 がっかりして、私に電話かかってきた。私は近くの警察署か交番へ行って遺失届を出すようにと指示した。その後、福山駅の交番で、私の電話通訳を通しながら、当番警察は熱心に対応してくれた。在留カード再発行に必要な受付番号もくれた。財布が誰かに拾得され、また戻ってくることについては正直私も他の人も期待できないだろうと思っていた。
 奇跡は翌日の8月13日で、朝早い時間に福山警察署から、私に電話がかかってきた。あの財布が戻ってきたのだ。早速、董さんに電話をかけて報告した。78,000円は技能実習生にとって大きな金額で、財布が奇跡的にそのまま戻ってきてくれたことは一夜よく寝られなかった董さんにとって神様に恵まれたほどの嬉しいサプライズだった。
 福山へ行って、警察署で受領手続きして財布を貰ったと同時に、警察署長からの「拾得者との話し合いについて」との書簡ももらった。日本の法規に従って、拾得者との連絡方法またはその権益についていろいろ教えてくれた。これは董さんの母国では経験したことのないことで、とても勉強になった。その後受入れ企業の社長と相談した後、董さんは自分及び家族の気持ちを含んだお礼を拾得者に書留で送った。
 最後の嬉しいサプライズを日本で3年間の技能実習の最後の良い印象にして、董さんは日本を名残惜しみながら帰国した。

(程一軍 駐在員)


董さん 警察署前で
董さん 警察署前で



地方駐在員だより

健康第一で

福岡駐在員 安河内 龍治

 2015年12月より福岡を中心に担当することとなり福岡駐在員となりました。
 担当している受入れ企業は建設業でベトナムの青年2名です。実習・生活指導員さん達も彼らが日本語も不十分な中での奮闘もあり、技能の向上と習得には職場の皆様のご協力が大事だと感じています。
 おかげで、本人達の努力もあり翌年4月には基礎2級検定試験も無事に合格しました。
 職場仲間からも好感をもたれ仕事に頑張っています。生活面でも近場の温泉等に連れて頂いたりもして異国文化を楽しんでいるようです。また、家族への連絡にはインターネットを頻繁に利用しているようです。
 昨年の夏は、猛暑が続き外での作業は熱中症などが気になる中で1名が腹痛を訴え現場事務所近くの病院へ行ったとの連絡があり、後日に通訳者を同伴して精密検査に立ち会いました。結果は、便が腸に詰まっていると言うことで大事にならずに安心しました。
 また、年末・年始の休暇には一時帰国の希望があり会社の了解を得て実現出来ました。
 技能実習生は21万人といわれ、その内の2人ですが今後とも残り在留期限迄を見守っていきたいと思います。


キエムさんとナムさん
キエムさんとナムさん



一ツ橋

 外国人技能実習事業に関りをもつようになって3ヶ月が過ぎようとしている。
 これまでまったく別の世界から実習事業を垣間見てきたが、自分自身が当事者となってみると「光と影」の部分が見えてくる。実習生がそれぞれの目標に向かって額に汗して頑張っている姿は素直に感動するが、一方では問題のある送出機関、受入機関および実習企業が存在することも事実である。このような現状を改革することが、今回の制度改正の目玉である。
 今後は、優良な組織・機関以外は退場を余儀なくされることから、常に初心を忘れずに「人づくり」の一翼を担っていけるよう、微力ながら取り組みたい。(K・A)



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