日中技能者交流センター、JCSEC

日中技能者交流センター
ライン

中国職工対外交流中心・訪日団

当財団と事業計画を合意
日本の労働者・技能者を取り巻く状況を学ぶ

 当財団の事業計画に基づき、中国職工対外交流中心の彭勇秘書長を団長とする訪日団が来日しました。
 一行は4月9日(月)に羽田空港に到着、10日(火)の午前中には労働者福祉中央協議会(中央労福協)を訪問し、花井事務局長以下から日本における労働者福祉の課題や中央労福協の活動について説明を受け、意見交換を行いました。
 午後からは中央職業能力開発協会(JAVADA)を訪れました。常盤技能振興部長などに対応いただき、技能五輪やワールドスキルズなどの開催を軸とした労働者の技能向上施策について、日中両国の状況をふまえ意見を交わしました。つづいて、当財団東京本部において、両組織が協力して進める2018年度の事業計画、なかでも新規事業の推進について認識を共有し、実現化を目指すことで意見が一致しました。
 11日(水)には連合総合生活開発研究所(連合総研)において、中城所長、杉山副所長からのレクチャーに基づき、労働に関わる各種の研究事業について理解を深めました。中国側の研究に対する取り組みについては、団員である中華全国総工会が設けたシンクタンクの担当者からも報告がありました。その後一行は関西地方へ移動し、12日(木)に連合奈良を訪問、地方組織における活動内容等の説明を受けました。
 当財団との事業計画の合意、日本における労働者関係の諸組織との意見交換という目的を達成した一行は、13日(金)関西空港から帰国の途につきました。


中国職工対外交流中心訪日団・名簿

団 長 彭 勇 中国職工対外交流中心 秘書長
団 員 劉暁延 中華全国総工会労働和経済工作部 副部長
    李 羿 中華全国総工会研究室政策処 処長
    宋秀菊 中国職工対外交流中心技術交流処 副訳審
    李晶宇 中国職工対外交流中心技術交流処 副処長


当財団との事業協議 人見理事長(右)と彭勇秘書長(左)
当財団との事業協議 人見理事長(右)と彭勇秘書長(左)


中央労福協、JAVADA、連合総研を訪問、説明に耳を傾けました
中央労福協、JAVADA、連合総研を訪問、説明に耳を傾けました


連合奈良 西田会長を囲んで
連合奈良 西田会長を囲んで



2018年度事業計画が決定

ポスト30年、新たな課題に挑戦の年へ

 3月28日(水)当財団会議室において、第25回理事会、第17回評議員会が開催され、2018年度事業計画が決定されました。
 事業計画の考え方を集約した「ポイント」を別項に掲載しました。


2018年度事業計画のポイント

 2018年度は、持続可能な組織を目指してオールセンター体制で事業に取り組むことによって、過渡期を確実に渡って新たなフェーズに向かうことを目指します。このため、事務局のマネージメントや事務局体制などで露呈した脆弱性を検証し、課題を克服しつつ、18年度の事業を展開します。
 このため、17年度に引き続き、現在の仕事の在り方について全体的に見直す中から、「集中」と「選択」をすすめます。この過程で、整理すべきものについては、合理的かつ大胆に仕分けをして事業を展開します。

1.人材育成事業の推進
 人材育成の視点を各種事業の中心に据え、アジア各国で働く者の福祉と生活の向上に寄与するとともに、母国で活躍する人材の育成を目指します。
1)外国人技能実習事業
 従来、新規事業として準備を進めて来た介護士の育成は、介護実習を新たな職種として追加した技能実習新法の施行に伴い、これを技能実習事業の中に改めて位置づけて、実習制度を活用した人材育成をはかります。
2)日本語教師派遣事業
 今まで日本語教育関連事業で連携してきた「中国国家外国専家局(専家局)」が中国科学技術部に統合されることになり、日本語教師派遣事業と中国人日本語教師スキルアップ事業について当初の計画を全面的に書き改めざるをえなくなりましたが、センターとしての責務を最大限果たして行きます。

2.新規事業(来日研修支援事業)
 介護施設等の管理/運営上のソフト面およびノーハウに関して中国側にある大きなニーズに応えるため「介護管理者/運営者日本研修コース(仮称)」を新規事業として新たにスタートさせる可能性を追求します。

専務理事/事務局長 新井 力


今回退任、新任された評議員、理事の皆さん

■評議員
【新任】柳下  伸  一般財団法人全国勤労者福祉・共済振興協会 専務理事
    水野 和人  情報産業労働組合連合会 組織対策局長
    澤田 潤一  公益財団法人日本生産性本部 理事
【退任】安久津正幸  前 一般財団法人全国勤労者福祉・共済振興協会 専務理事
    梅田 伸二  前 情報産業労働組合連合会 組織局長
    尾﨑 陽二  前 公益財団法人日本生産性本部 業務執行理事

■理事
【新任】宇田川浩一  全国労働者共済生活協同組合連合会 常務執行役員
    郡司 典好  全日産・一般業種労働組合連合会 会長
【退任】阿野  豊  前 全国労働者共済生活協同組合連合会 常務執行役員
    髙倉  明  前 全日産・一般業種労働組合連合会 会長


事業計画が理事会、評議員会で了承されました
事業計画が理事会、評議員会で了承されました



2018年度 第1回監査会議を開催

新法への対応を確認しました

 2018年度がはじまった4月3日、午後1時30分から当財団のある日本教育会館の会議室において第1回監査会議が開催され、全国から地方駐在員の皆さんが参集しました。
 はじめに理事長挨拶があり、「2017年度は順調に推移したが、新法対応において事務部門の脆弱さを露呈したことを反省し、早期の克服を計ること」「現在が組織的な転換点であることを認識して新しい態勢の確立を行うこと」などの方針が示されました。次に新井専務から2018年度事業方針が示された後、新法に対応した新しい監査マニュアルの周知がはかられました。
 そして、技能実習生の受入れ企業である「実習実施者」へは、①技能実習責任者、技能実習指導員、生活指導員への本年中の養成講座の受講を推進する。②新しい監査の方法について、共通理解をはかる。③3年の内に機構の立入り検査が行われることに対応して、事務所へ備え付けるべき書類(実習生の監理簿、実習計画、日誌等)を受入れ企業に準備していただく。以上3点について確認しました。
 会議の後半では各地方駐在員からの報告と意見交換が行われ会議を終了しました。
 翌日にはJITCO派遣の講師(三浦ちじ子氏)による監理団体の役割と責務の講演、つづいて介護制度の実情について伊東寛当財団参与から講演があり、2日間の日程を終了しました。


 

 

4月3日に全国会議を開催 翌日には2名の講師から講演を受けました
4月3日に全国会議を開催 翌日には2名の講師から講演を受けました



北京経験交流会を開催しました

 3月18日、中国国家外国専家局(専家局)との共催で「北京経験交流会」を開催しました。
 交流会は、中国派遣教師の1年間の経験を参加者たちと共有し、その後のクラス運営に実践的に生かすために、毎年開かれてきました。
 今年は、12名の教師が参加し、「テスト(卒論)対策」、「学生をやる気にさせるヒント」、「教えたことのない教科対策と心構え」の3つのテーマに則して全員がプレゼンテーションを行いました。各自の経験を報告に重ねながら、午後の時間を目いっぱい使って活発な意見交換が行われました。
 また、午前中には、カリスマ日本語教師として人気のある笈川幸司氏に、「型をマスターして、型破りになろう」と題して笈川式日本語教授法について講演を頂きました。1日の集中交流会でしたが実りの多い時間を過ごすことが出来ました。
 北京経験交流会に先だって行われた専家局との事業協議では、開会中の全国人民代表大会(全人代)の行政機関統合に関わる決定について報告が行われ、専家局は中国科学技術部に統合されることとなりました。
 当財団にとっては、青天の霹靂ともいえる決定ですが、日本語教師の派遣や中国人日本語教師のスキルアップなど今後の事業の在り方について方向性を見出すべく、専家局や関係団体と直ちに協議を開始しました。


経験報告会にて、皆でディスカッション中
経験報告会にて、皆でディスカッション中


集合写真
集合写真



派遣教師からのおたより

日本語教師のできること

福建師範大学協和学院 澤村 真由美

 2016年9月から大学の教師寮に住んでいる。毎朝6時に短音階のトランペットの音色で目がさめ、私の一日が始まる。華南東部に位置する福州は、山地の為か天候が変わり易く、体調維持には気温のチェックが欠かせない。4月から初夏と初春の極端な装いが交互に続き、5月はもう夏。マンゴーやパパイヤなど果物が豊富で、私は毎日2種類の果物を食べるのが習慣になっている。そのせいか一度も風邪をひいていない。大学へは徒歩30分の道のりだが、ハイビスカスやブーゲンビリアが咲き乱れる榕樹の並木道を歩き、いつもすがすがしい気持ちで通勤している。
 協和学院は、福建師範大学の前身の教育方針を継承するために新設された学院である。学生への生活指導は徹底され、授業の出席率はほぼ100%、しかしパワーポイント中心の授業は教室を暗くする為か、授業中、携帯でゲームやメールをしている学生もちらほら。私もその都度注意をしたり様子を見るために机間指導することが多い。ただ学生は素直で割り切りもいいので、授業は比較的雰囲気がよく活気がある。
 担当は3年の「精読」「現代文学」である。内容理解をスムーズにするために、新出単語の意味調べなど「予習」を徹底させ、頻繁にノートの点検をするようにしている。最初はあからさまにいやな顔されたが、習慣化により難易度の高い文章も理解でき、学生の成績は上々である。特に「現代文学」は、毎回ワークシートで「主人公の心理」等を順を追って考えさせているが、回答は十分要件を満たし、学生の客観的な分析力の高さが伺える。流石大学生である。グループワークで意見交換や相互評価などをすると結構盛り上がるので続けている。
 授業以外では、学生とカラオケに行ったりしている。実は、歌も歌うが、日本語でのおしゃべりタイムと言った方がいいかもしれない。貴重な時間なのである。また、最近、別荘を貸し切ってのパーティにも招待され、学生手作りの郷土料理をごちそうになった。料理が上手なのには驚いた。至れり尽くせりのおもてなしも受けた。日本語教師にならなければ味わえなかった体験である。
 この2年間で私の「中国人」に対する見方は随分変わった。真心は国境を越えることも。近い将来、若者たちは、「一つの地球」に向けて前進していけるだろうと期待したい。またそのような環境づくりも日本語教師の役割ではないだろうか。


教科の最後の授業で記念撮影
教科の最後の授業で記念撮影


貸別荘でのパーティにて学生からのおもてなし
貸別荘でのパーティにて学生からのおもてなし


放課後のおしゃべりタイム
放課後のおしゃべりタイム



地方駐在員だより

まいど!関西です!!

滋賀駐在 柴田 武治

 2年前から滋賀県に拠点を置き、関西の駐在員として約150名の技能実習生の世話活動に取り組んでいます。
 島国根性とでも言いますか、私はこれまで外国人技能実習制度に懐疑的でした。「犯罪が増えないか、日本人とのトラブルが発生しないか、日本人の仕事を奪わないか…etc.」と負のイメージがありました。
 しかしながら実習生が慣れない日本社会の中で一生懸命働き、生活費を切り詰め、家族のために仕送りする姿に胸を打たれる今日この頃です。
 実習生に対しては、技能や日本語の習得はもちろんですが、受入れ企業の皆さんとの絆を大切にするよう指導しています。
 そして帰国時に「まいど! おおきに」の感謝の気持ちを母国に持って帰ることを願って、まいにち世話活動に取り組んでいます。


上級の技能検定試験にチャレンジ!
上級の技能検定試験にチャレンジ!



一ツ橋

4月がやってきました

 毎年この時期は、初々しい新入生・新入社員をみて「新たな仕事・生活を頑張ろう!」ってな気持ちが肌から感じられ、清々しい気持ちになります。
 技能実習生も日本へ来た際には、このような気持ちで入国しているのかな、とも考えています。最近、メディアにて技能実習生の賃金不払い・不当労働行為等の報道がされております。当財団にて技能実習生を受け入れている企業の方々については、そのようなことなく、日本へ来た技能実習生が「3年間頑張れた!日本は楽しかった!」との気持ちで帰国できていると思っています。
 企業の方々にはそれぞれご苦労をおかけしておりますが、今後も実習生のことをよろしくお願いします。 (K)


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