日中技能者交流センター、JCSEC

日中技能者交流センター
ライン

中国2機関の事業協議団来日

2019年度の事業方針を確認

 4月8日から19日にかけて、当財団の中国側パートナーである中国職工対外交流中心と中国人カ資源和社会保障部国際交流服務中心の代表団が相次いで来日し、当財団との業務会談の他、日本各地の関係団体を訪問しました。

中国職工対外交流中心
 彭勇秘書長を団長とする代表団5名は、4月8日に来日し、当財団との業務会談を行いました。会談では日中両国の活動における現状認識を共有し、今後の新規事業の展開について話し合われました。
 その後、連合本部や各地の5団体を訪問し、所期の目的を達した一行は、12日に関西空港から帰国しました。

中国人カ資源和社会保障部国際交流服務中心
 今年度の訪日団が4月15日北京から来日しました。一行は付主任を団長とする6名で、今年度の当財団との事業推進に関する業務会談と実習生の受入企業への訪問が目的です。
 当財団での業務会談では、介護事業での実習生の派遣を巡る課題の整理と、特定技能制度では、制度に関する理解をはかるとともに、すでに実習を終えて帰った元実習生の再入国等、実施に当たっての情報交換を行いました。
 その後一行は、東京と岐阜の企業を訪問し、5日間の日程を終えて、帰国しました。

 

中国職工対外交流中心代表団名簿

団 長 彭 勇 中国職工対外交流中心 秘書長
団 員 李奉明 華全国総工会宣伝教育部 宣伝理論処 処長
    張蘇仲 中国国防郵電工会電子情報部 部長
    何際霞 中国職工対外交流中心 技術経済交流処 処長
    石晶晶 中国職工対外交流中心 技術経済交流処 幹部

中国人カ資源和社会保障部国際交流服務中心代表団名簿

団 長 付躍欽 中国人力資源和社会保障部 国際交流服務中心 主任
団 員 東 紅 中国人力資源和社会保障部 国際交流服務中心 技能交流開発処処長
    許旻智 北京中職能国際経済技術合作 有限公司 職員
    姜 玲 潍坊中潍国際労務有限公司 董事長
    陳起宏 潍坊中潍国際労務有限公司 総経理
    吕正秋 連通遠对外劳務合作有限公司 総経理


職工中心 彭勇団長(正面左)と泉理事長
職工中心 彭勇団長(正面左)と泉理事長


服務中心 付団長(正面左)以下を迎えて
服務中心 付団長(正面左)以下を迎えて



当財団の業務訪中団、中国各都市を訪問

新しい事業の可能性を追求して連携を強化

 2019年度の事業展開に向けて新井副理事長を団長とする3名が訪中し、中国のパートナー組織である中国職工対外交流中心、中国人力資源和社会保障部国際交流服務中心および中国対外人材開発諮詢公司等との協議を中心に2月11日から2月16日の日程で大連市、濰坊市、北京市の各都市を訪問しました。
 北京では、職工中心と服務中心との協議を通じてこれまでの友好と信頼の歴史を大切にしながら、さらに関係を強化・発展させるとともに、新しい事業の可能性を追求していくための協議を継続していくことを確認しました。
 また、4月の事前協議団の受け入れに関して主要議題および日程等の調整を行いました。とりわけ、服務中心とは技能実習事業のさらなる拡大と今年の4月から始まる「特定技能」に関する意見交換を行い、今まで以上にパートナーシップを強化しながら対応していくことにしました。当財団の説明を真剣に聞く関係者の様子を見て中国側の「特定技能」に対する関心の高さや期待感を感じとることができました。
 大連では、服務中心傘下の大連通遠の事前教育センターの視察とともに、日系企業および中国企業が運営する介護施設の視察および服務中心と傘下各公司との介護に関するシンポジュームに参画をしました。シンポジュームでは、中国側から大連を中心とする介護に対するインフラ整備の現状や介護実習生の送り出しに関する取り組みについて説明を受けました。当財団からは、介護実習に関する課題と「特定技能」の制度概要について説明し、意見交換をしました。中国においても、介護人材の育成を含め、今後の高齢化対策が急務であることを再認識しました。濰坊では、当財団から日本語教師を派遣している服務中心の濰坊研修所を訪問しました。
 濰坊研修所は、当財団の受け入れ企業に派遣される実習生が入国前研修を受講している研修所で現在、小原先生が熱心に実習生の指導にあたっていただいています。当日は、実習生の開講式があり、新井副理事長が当財団を代表して激励の挨拶をさせていただきました。
 その後、小原先生や現地の先生と実習生に対する日本語の指導の在り方について、意見交換をしました。大連でも濰坊でも研修所側から日本人教師の派遣要望があり、どのように対応していくことができるのか、課題として受け止め帰国しました。


職工中心との協議
職工中心との協議


服務中心との協議
服務中心との協議


介護シンポジューム参加者と
介護シンポジューム参加者と



第29回理事会 第19回評議員会を開催

新年度の事業方針を決定

 2019年3月27日、第29回理事会、続いて第19回評議員会が開催されました。
 両会議では、2019年度の事業計画案と予算案、評議員の交代等が審議され、原案どおり承認されました。
 泉理事長による挨拶と、鮎澤専務による提案では、2019年度が当財団の今後の事業展開における大きな節目となると考えられるため、当財団役職員一丸となって取り組んでいくことが強調されました。
 具体的には、外国人技能実習事業ならびに日本語教師派遣事業の将来に関する施策や、4月からスタートする特定技能外国人制度に関連する支援事業の展開などについて提起され、状況の変化に的確に対応し事業を進めていくことが確認されました。

 

服務中心代表団名簿

第1号議案
 評議員会開催に関する件
第2号議案
 ※2019年度事業計画(案)承認に関する件
第3号議案
 ※2019年度予算(案)承認に関する件
第4号議案
 「新会員」の承認に関する件
第5号議案
 ※「評議員」「理事」「監事」の交代・選任に関する件
第6号議案
 規程等の新設・改廃に関する件
  【1】「日本語教師の登録等に関する規定」の廃止に関する件
  【2】「特定費用準備資金等取扱規則」の新設に関する件
第7号議案
 ※「特定費用準備資金の保有に係る理事会承認」に関する件
第8号議案
 ※その他
  【1】公益財団法人の目的事業及び個別事業内容の追加に関する件
  【2】2017年度決算内訳表訂正に関する件

※は第19回評議員会議案としても提案

 

評議員交代者名簿
【新任】山鹿 裕治  全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会 書記次長
    佐藤 憲仁  一般社団法人 全国労働金庫協会 常務理事
    中嶋  滋  元 ILO 理事
【退任】大津未来生  前 全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会 中央執行委員
    安藤 栄二  前 一般社団法人 全国労働金庫協会 常務理事
    戸田不二緒  前 前職業能力開発総合大学校 名誉教授


第29回理事会であいさつする泉理事長
第29回理事会であいさつする泉理事長


第19回評議員会
第19回評議員会



全国監査会議2019年度第1回を開催

 監査会議は毎年年度初めと年度の中間の2回開催しているもので、本年度の第1回目が4月4日・5日、教育会館の会議室において、本部職員を含め全国の駐在部長・参与42人が参加して開催されました。
 今回の会議では、第1に技能実習生の受入事業が拡大基調にあることを確認するとともに、持続可能な運営とするため、オールセンター体制の確立を図ること。
 第2に昨年難民認定法の一部改正により4月1日にスタートした特定技能制度については、共通理解を高めるとともに、出入国在留管理庁に支援機関の申請を行い、そして特定技能人材受入れの要望については、個々に検討、審査を行い、対応してゆくこと。
 第3に建設・造船就労者の受入れについては、国土交通省の受入審査に時間がかかっていることから状況を勘案して対応してゆくこと。
 第4に企業が備付書類の点検を4・5月に行うこと。
 第5に監査報告書の提出期限を厳守すること、などについて、意見交換を行い、今後もセンターの技能実習事業が国際貢献の一環であるとの原点を忘れず、大きな変化の中で、果敢に挑戦してゆくことを確認し、2日間の日程を終了しました。


監査会議1日目、泉理事長のあいさつ
監査会議1日目、泉理事長のあいさつ


監査会議2日目、特定技能に関するオリエンテーション
監査会議2日目、特定技能に関するオリエンテーション



派遣教師からのおたより

潍坊研修所で技能実習生を教えて

日本語教師 坂本 篤子

 青島空港から車で2時間ほど走ると山東省潍坊市に着きます。潍坊研修所は市街地から少し離れた静かな住宅地に位置し、建物の3階に教室や宿舎などすべての施設設備があり、実習生と日本人教師はそこで24時間生活します。
 昨年の10月から12月まで、私は技能実習生の入国前研修のうち日本語指導を担当しました。文法的なことは中国人の先生がテキスト「しんにほんごのきそ」に基づいて教え、私は発音と聞き取りの方面を重点的に受け持ちました。
 実習生の年齢は18歳から40歳代までと幅広く、職業も様々です。それぞれの個性はクラス全体に活気を与え、授業を明るく楽しいものにしてくれたように思います。私は中国人の先生が教えた課をおさらいする形で授業を進めました。難しい文法は理解できても、聞き取りと発音はそう簡単なことではないようです。
 そこで、一文の語順を入れ替えてみたり、同じ意味を持つ既習の別の語を使ったりして、繰り返し練習しました。わかると満足げの顔をし、質問に答えられないクラスメイトにはなぜ解らないんだという口調で激励の意味も込めて答えを教えたりします。
 みんな面白がったり恥ずかしがったりしながら、良い雰囲気の中で勉強していました。
 日本の文化や習慣についても話しましたが、違いは随所にありますから、実習生は何にでも興味を示します。とりわけ日常生活に関する話は、時に授業より熱心に聞き積極的に質問してきました。日本での生活をいかに楽しみにしているかがわかります。
 夜の自習時間には、しばしば自分達の席に私を呼んで様々な話題で話しかけてきたものです。まちがいを恐れず習いたての日本語を使って一生懸命に表現します。次に行くクラスの時間に食い込んでしまうことが何回もありました。
 また実習生は食事や掃除など日常生活の中で規律と礼儀を厳しく指導され、日々実践しています。そこには社会人としての自覚と落ち着きがあり頼もしさを覚えます。こうして日を追うごとに少しずつ日本語で会話ができるようになり、一人一人との距離が縮まっていきました。日本語の上達を見ることは勿論喜びですが、日本語を介して交流が深まることは何よりも嬉しいことです。
 実習生の日本での技能実習生活が楽しく実りあるものになるよう願っています。


最後の授業で
最後の授業で


寒風の中でも体育の授業
寒風の中でも体育の授業


日本語上達しました
日本語上達しました


自習時間の様子
自習時間の様子



地方駐在員だより

実習生の相談相手として

熊本駐在 田北 尚勝

 2018年1月より熊本駐在をさせて頂いています。
 当初は惣菜製造業務に6名、7月に2期生として6名の実習生を迎えました。9月にはプラスチック成形業務に5名を迎え、17名(女性14名・男性3名)となりました。
 プラスチック成形事業者は初めて技能実習生を受け入れる企業で、職場、社宅などでの実習生対応が心配でしたが様々なご配慮を頂き、また、実習生も素直な人材で、現在まで問題なく推移しています。
 課題はたくさんありますが、仕事上従業員の方との会話が少ないようで、基本となる日本語の習得意識をどう持たせ、継続させて行くことが重要だと思っています。
 生活環境には、徐々に慣れていますが、熊本は夏蒸し暑く、冬寒いといわれ、今年の寒さには閉口していたようです。少しずつ暖かくなり、今後の基礎技能試験や日本語検定の受験を目標に努力を重ねるよう励ましています。
 業務、私生活を問わず困ったことがあれば実習生の相談相手となり、役に立ちたいと考えています。


ベトナム出身のフーンさんとヒエンさん
実習にも少し慣れ、笑顔も出るようになりました
ベトナム出身のフーンさんとヒエンさん



歳時記

地壇の春

 「地壇公園」へ徒歩で5分と好立地に恵まれており、事務所から不意に地壇に足を運ぶことが多い。特にお昼休みはウキウキタイムよりひとりで静かな公園散策が好きだ。
 縁日を楽しむための、飾られためでたい赤提燈の姿がすでに消え、和やかな雰囲気に包まれている中、暖かったり寒かったりする早春の息吹を肌で感じられるようになってきた。それは春節後の地壇公園の光景だった。
 そして、心地よい早春の風が吹き渡ると、清々しく、そっと頬を撫でる。知らないうちに木の枝は新芽が膨らんで見え、蝋梅もオウバイも黄色い花びらを咲かせ、 新緑の輝きは明るく生き生きとした命の色が、春の訪れを告げる。その中、報春花を誇る蝋梅は、迎春の主役として、早春のまだ寒さの厳しい頃、他の花に先立って、蜜蝋に似た黄色のかわいい花をつけ、甘い芳ばしい香りが漂ってくる。目の前の光景が日々変わってくるのを見て、冬から春へ移ったなと感じて、自分が何と幸いな者であろうかとのうれしい気持ちを抑えきれず、まるで自分も生まれなおしたようだ。
 地壇公園の春はそういう人の心を安らげる、元気にする力があるだろう。中国作家の史鉄生氏は二十代から車椅子で生活を送るようになった。体が不自由になった史氏は、しょっちゅう地壇公園に行ったりしていた。「人口が密集している都市に、このような静かなところがあるのは、まるで神様が苦心して手配してくれたようだ。」と彼は作品の『私と地壇』にこう書いた。春に地壇公園に行ったら、お花見をする人、ジョギングする人、子供と遊んだりする人、同好の友達と合唱や踊りを練習する人などなど、さまざまな人の元気な姿を見せてくれる。その人たちはみな地壇公園で元気なパワーをもらい、また地壇公園もその人たちによってより一層魅力と活力にあふれるスポットとなるだろう。

(人社部国際交流服務中心・高)


 



一ツ橋

 文部科学省によれば、公立学校における日本語指導が必要な外国籍児童生徒数は34,335人(2016年)である。学校では、こうした子どもたちに日本語を教える特別な授業を行っている。その母語もポルトガル語、中国語、フィリピノ語、スペイン語、ベトナム語など多様化している。
 しかし、現状は、全国的な共通の教材や指導方法が不十分であり、日本語指導に係る支援員の配置の際に財政的にも人的な確保の面でも困難点があるなど、課題が指摘されている。そして、なによりも不就学の状態にある子どもたちの把握さえ、十分になされていない。
 4月から改正入管法が施行され、文科省も外国人受入拡大に対応した教育の充実に向けた予算を計上している。しかし、学校への直接的な支援として十分なものと言えるだろうか。
 入管法改正で、今以上に家族と日本で暮らす人も増えていくだろう。多文化共生社会の創造に向けて、支援員の養成や教育予算の拡充にも目が向くことを願ってやまない。

(Y・I)


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