日中技能者交流センター、JCSEC

日中技能者交流センター
ライン

新年のごあいさつ

理事長

公益財団法人日中技能者交流センター 理事長 泉 雄一郎


 あけましておめでとうございます。
 旧年中は、会員の皆様をはじめ関係各位にひとかたならぬご協力を頂き、ありがとうございました。
 外国人技能実習制度に対する社会的関心が高まり、そのあり方が問われています。
 当財団は、技能実習新法のもとで取得した優良監理団体として、国際貢献を念頭に、技能実習の適正な実施と技能実習生の保護という法の趣旨を踏まえ、人権尊重、共生の立場から事業を展開してまいります。
 また、働く者の国際交流を進めるとともに、中国の機構改革に対応し、日本語教育等の分野で新たな連携と協力関係の構築に努めてまいります。
 こうした諸事業を通じて、引き続きアジアの若き人材の育成をはかり、各国の発展に寄与してまいる所存です。
 本年も、関係各位からの信頼を得て、その期待に応えられるよう、役職員一同尽力してまいりますので、皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
 今年一年が皆様にとりまして良い年となることを心からご祈念申し上げ、新年にあたってのごあいさつといたします。



全国監査会議

2020年に向け第2回を開催

 2019年度、第2回目となる全国監査会議は、19年11月8日に本部の会議室で開催されました。今回は実習事業の職種の適正化を図ること。20年に向けて対応と課題の共有化を図ることを趣旨としました。
 それは、①20年4月から、実習生を受け入れるためには、実習責任者講習の受講が必須となるので、再度、周知を図る。②実習職種の適正化を進めるため、企業担当者と本部が連携して対応すること。③ベトナムからの実習生の失踪が特に多いことから、送出し機関とも連携を強化して、実習生の失踪ゼロを目指す。④実習内容、実習計画に精通するため、担当者は講習会などに積極的に参加する。⑤新しい特定技能制度への対応については、試行的に行い、結果を検証していく。⑥建設就労は20年4月まで、造船就労は20年8月で新たな申請を終了する、などについて確認しました。
 その後、全国各地の担当者からの意見交換では、監査報告をもとに個別の事例について意見が出され、今後の対応を確認しました。また、会議後の交流会では、送出し駐在員との交流も行われました。


 
 



在日ベトナム人コミュニティ卓球大会

当財団実習生が優勝!

 2019年11月3日、東京にて在日ベトナム人の卓球大会が行われました。
 多くの日本企業に支援された大会には、40人の選手が集まりました。
 駐日ベトナム大使ヴー・ホン・ナム氏より「卓球大会は在日ベトナム人が繋がることであり、健康のためスポーツをさせたいという目的があります。
 それに基づいて、日本にいる元気で団結したベトナム人コミュニティを作ることができると思っています。」との主催者挨拶の後、大会が始まりました。
 大会では当財団の実習生であるグエン・バン・トゥンさんの参加したチームがダブルス種目で優勝しました。
 法務省によると、2019年の時点で37万人を超えるベトナム人が日本に滞在し、在日外国人人数の3位となっていて、技能実習生として在日する外国人の中でベトナム人が約52%を占めています。(ベトナムVOVの記事から。写真も)


グエン・バン・トゥンさん
ダブルスで優勝したグエン・バン・トゥンさん(前列左から4番目)



地方駐在員だより

実習生と企業に益するコンプライアンスの為に

東京駐在 山内清彦

 夕方5時半過ぎ、寮の台所から良い匂い。19年10月末に建設企業に配属されて1カ月の、ベトナム人実習生トイ君が夕食を作っていた。砂肝の炒め物である。
 聞けばベトナムでは砂肝をよく食べるとのこと。程なく彼と一緒に配属されたリン君が帰ってきた。「お疲れ様」と挨拶をくれた。
 この2人は、私がこの間配属に関わった20人程の1号実習生の中で、一番日本語が上手である。「実習態度も熱心」と、企業にも期待されている。今後の更なる習熟に向け、支援と指導を行なっていきたい。
 一昨年5月から東京駐在員となって、1年9カ月。担当企業の多くが建設業であり、夕方から夜の訪問が中心となるが、実習生と彼(彼女)達を迎えている企業の、コンプライアンスの味方となりたい。


トイ君とリン君
府中大國魂神社の「一の酉」で、
早くも日本文化に触れたトイ君(左)とリン君



歳時記

中国の結婚式

 中国では80年代頃から少しずつ純白のウェディングドレスがそれまでの中山服などに取って代わるようになり、90年代に台湾地区の撮影スタジオが大陸部に次々進出したことをきっかけに、ウェディングフォトブームが興り、結婚式においてウェディングドレスが欠かせない存在になっていった。
 また近年は「漢服」ブームの影響を受けて、チャイナドレスだけでなく、伝統的な赤い結婚衣装をお色直しや式場に移動するまでの衣装として着る人も増えてきている。
 都市部では90年代頃からホテルやレストランで結婚式を行うカップルが増えていき、中国の伝統的な風習と西洋の結婚式を組み合わせた独特なスタイルが次第に広まっていった。それは日本の披露宴に結婚の誓いや指輪交換といった挙式の要素を盛り込んだようなスタイルだが、司会のエンターテイナーっぷりがかなり際立っていることが多い。そして各テーブルで繰り広げられる「乾杯合戦」もスゴイ。日本の結婚式と大きく違っていることと言えば、車を何台も連ねて新婦を迎えに行く「婚車」や、新婦を迎えに行った際に新郎に課せられる「接親ゲーム」、そして結婚式で配られる「喜糖」などだろう。
 これらの「伝統」は変化しながらも今でも結婚式で欠かせないものとして、若い人たちの間でも受け入れられている。(JJ)


婚車
婚車



一ツ橋

 「多文化共生総合相談ワンストップセンター」のことご存知ですか。政府の「外国人との共生社会づくり」の目玉事業の一つであり、生活者としての外国人を支援するための拠点です。
 全国の自治体に100カ所整備し、行政サービスや生活情報の相談に11言語で対応する「ワンストップサービス」の機能を持ちます。実習生や特定技能の皆さんが生活する自治体に相談窓口ができて「くらしやすさ」につながるのであれば大歓迎ですが・・・。
 今のところ自治体の準備不足や他の公的機関との連携、さらに人材確保面の課題もあり、目論見通りにはいっていないようです。新しい年を迎え今年こそ「共生社会づくり元年」と宣言できるよう、課題整理と体制整備をはかり、「ワンストップセンター」が機能してアジアの若者にとってくらしやすい社会が実現することを期待しています。(ka)



受入れ企業の皆様はこんなことに取り組んでいます

技能実習生のための地域社会との共生の取組み

~2018年度実施状況報告集計結果より~

 技能実習生にとって、技能等の取得は最優先事項ですが、地域社会や会社のルールを守り、健康で充実した日々を送ることも大切です。推奨する地域社会との共生には「受入実習生に対する日本語の支援」「地域社会との交流を行う機会のアレンジ」「日本文化を学ぶ機会のアレンジ」があります。
 今回、当財団がまとめた2018年度実施状況報告から「技能実習のための地域社会との共生」の取組みを掲載しました。現状、地域社会との共生に取組まれていない受入れ企業におかれてましては、掲載の取組み内容を参考にされ、ぜひ努力していただくようお願いします。



①実習実施者が実施している日本語学習支援

 実習をするうえで日本語は非常に大切です。日本語を覚え上達すれば、日本人とのコミュニケーションが上手に取れトラブル防止にもつながります。日本の文化や伝統に接し学ぶ機会が増え、実習生活を更に有意義なものにするでしょう。社内での日本語教育勉強会(17社)、日本語能力試験に対する支援(12社)、社外での日本語学習交流(6社)が上位の取組みですが、とりわけ日本語による日誌・日記の記入と添削は非常に有効な取り組みです。

【社内での日本語教育】…17社 日本語の授業や勉強会の開催/週2回会社で教育/生活指導員が日本語教材を使って教える/主に建築現場で職人さんとの会話/日本語のドリルで勉強/週2回夕食後に社長が2~3時間日本語を教える

【日本語能力検定試験に対する支援等】…12社 合格者に報奨金を支給(ある企業では平成30年度12月に2名支給…N2合格で2万円/N3合格で1万円)/受験料の負担や補助(勉強支度金を支給する企業もあり)/合格者の賃金UPや合格級に応じた手当支給/合格者への費用負担や支援/宿題プリントを配布、漢字テスト、聴解練習の実施/受験支援

【社外での日本語学習交流】…6社 市の日本語サークルに参加/公民館での無料日本語教室へ参加/市立図書館や市民センターで日本語多文化共生教室へ毎週金曜夜に参加/週1回、日本人の先生と日本語や日本の文化習慣を学ぶ/在日20年の中国の方に日本語教師を依頼し、不定期で開催

【日本語で日誌や日記を記入してもらい、添削して学習支援】…3社 毎日日誌を書いてもらい、都度添削し、言葉の意味や使い方の資料を添付して学習支援/日本語習得のために日誌を日本語で記入、会社へ提出させて添削を行い、能力UPを図る/毎日日記を書いてもらい、社長が日本語の添削や指導を実施

【日本語教材の無料提供】…1社 

【翻訳機を導入】…1社 受入事業所にて導入し、実習生の日本語能力向上の一助としている



②実習実施者が実施している地域社会との交流の機会提供

 実習生は会社の寮や借り上げ社宅などで生活しています。実習生たちのほとんどは外国から初めて日本に来ています。日本で暮らすためには周りと仲良くし、決め事を守ることはもちろんですが、地域とのふれあい、地域住民との交流が大切です。清掃活動(6社)、お祭り・花火大会に参加(5社)、同業他社との交流(4社)が多く、その他にもスポーツ交流やボランティア活動、防災訓練など様々な地域社会との交流の機会が提供されています。

【清掃活動】…6社 6月に地域清掃があり、毎年参加、本年も参加予定・社宅付近の定期清掃を実施/10月に工場周辺のゴミ拾いを実施/町内清掃等に職員とともに積極的に参加/事業所周辺の清掃活動に参加、地域貢献活動に取り組んだ/地域清掃

【祭りや花火大会に参加】…5社 地元の祭りや花火大会があれば、積極的に参加するように伝えている/地域の催し事(祭り等)に参加/町内で8月開催の花火大会に地域の方と一緒に参加して鑑賞/花火大会で近隣の方たちと一緒に場所取りをして観覧

【地域との交流】…5社 地元住民との畑作体験やイベント参加/町内の寺社の旗上げの手伝い/地域の行事(盆踊り等に参加)

【会社内や同業他社との交流】…4社 会社でお花見や温泉やスキーや会食や忘年会や近隣観光など/同業他社との集まりへの参加(花見・海水浴等)

【日本文化体験】…3社 日本茶や茶道教室/お香つくり体験

【ボランティア活動に参加・交流】…2社 地元ライオンズクラブが岡山後楽園で開催したハノイ交流会に参加し、社会交流を図った/地元ロータリークラブ主催のボランティア活動に参加(ベトナム ダナンの子供たちに自転車を贈ろう!)

【スポーツ交流】…2社 サッカー経験のある実習生が会社のフットサル大会にて地域と交流/社員とチームを組んで地域の草野球の試合に参加

【地域防災訓練に参加】…1社 消防団協力事業の会社であることから、地域防災訓練に参加させて日本の防災に対する技術と意義、人命救助の仕方を学ばせた

【地域企業の見学】…1社 不定期で見学へ行く


③実習実施者が実施している日本文化を学ぶ機会の提供

 実習生達はせっかく日本に来ているのですから、帰国までに日本の文化に触れたり経験して欲しいものです。それが日本理解につながり、実習生たちの母国との相互理解が深まり、国際交流につながるでしょう。祭りや折り紙、茶道の経験(16社)、社員旅行・社会見学(12社)、お花見(11社)といった取り組みが行われています。

【祭りや日本文化の経験等】…16社 成人式に参加/信州辰野ほたる祭りに参加/コミュニティセンターを借りて、日本茶や茶道の講習を開催/お正月に餅つき大会を開催、神社仏閣へ行って日本文化を学ぶなど、多数の実習生が参加する機会を提供/屋形船に乗船/浴衣を着て盆踊りに参加/神社仏閣へ行き、参拝方法を教えたり、夏には渓谷で泳いだり、様々な経験ができる機会を提供/折り紙講習(月1で生活指導員が教えている)/地元の祭りを見学(川崎大師風鈴祭)/地元商工会主催の北条まつりに毎年参加、5月13日には国際隊として甲冑に着替えて参加

【社員旅行・社会見学・会社行事】…12社 社員旅行の一環で日本文化を学ぶ/社会見学で日本文化に触れる/防災訓練を実施/社員旅行、新年会、忘年会に参加/社員旅行で日本だけではなく、世界の文化を学ぶ機会を支援、本年は上海旅行の予定/慰安旅行や研修旅行

【花見やBBQ】…11社

【花火】…4社 花火大会へ参加や見学/社内で打ち上げ花火大会を企画し、8月実施、全員参加

【日本食】…2社 会社から数回にわたり提供、社長個人より米や餅などを提供/日本食を食べに行く

【生活文化の講習】…1社


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