日中技能者交流センター、JCSEC

日中技能者交流センター
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2022年度 第1回全国監査会議を開催

「臨時監査」「ハラスメント防止」を中心に役職員向け研修会も開催

 2022年4月20日、年2回開催予定の「全国監査会議」の第1回会議を昨年後期に続き、リモート(ZOOM)で実施しました。
 会議は、岡島理事長の挨拶に続き、議題として、臨時監査(技能実習制度運営要領を一部改正)について、永井常務理事より提起があり、次に、「パワーハラスメント防止(中小企業義務化)」の解説が塩田理事からありました。両課題とも、企業監査に際しての留意事項として確認しました。
 とりわけ、技能実習制度への内外からの批判が、実習生の人権保護に関するものが多いことから、監査での点検が必要なことと、「臨時監査」が要請される事態の具体例から、臨時監査報告書の機構への提出事案を確認しました。
 質疑では、臨時監査について、「労働災害」事案では、受け入れ企業の別工場や日本人労働者の時間外での労災事故についても重大事故で、罰金刑以上であれば技能実習の「認定取り消し」があることや、実習実施者(企業)に様々な法令違反の疑いがあるとの情報を得たときは「臨時監査」の実施と報告が求められることを確認しました。
 また、中国、ベトナム以外の送出し国との契約状況や実習生への「フル電動自転車」の使用法など具体的な事例について確認をし、新井副理事長のまとめで終了しました。

研修講演会をあわせて開催

 また、今回の全国会議では、第2部として、日本通運(株)人材戦略部長横田修様(当センター評議員)より、「組織のガバナンスと内部コミュニケーションについて」の研修講演をいただきました。


監査会議の東京会場
監査会議の東京会場


地方からの参加者はZOOMで出席
地方からの参加者はZOOMで出席


外部講師による研修講演
外部講師による研修講演



中国人日本語教師スキルアップ研修会オンライン版

2022年8月開催決定!!

 2019年12月29日に当財団は中国国際人材交流協会と「日中の人材育成と友好協力関係の促進に関する協議書」ならびに「付属文書:中国人日本語教師スキルアップ事業」を締結しましたが、新型コロナウイルスにより、現在も現地での研修会実施を断念せざるを得ない状態が続いています。
 私たちはこうした状況の中で事業の継続を中国国際人材交流協会とともに検討を続け、この度「中国人日本語教師スキルアップ研修会」のオンライン版を開催することとしました。
 研修会期間は2022年の8月8日から12日、主に山東省の大学や学院の現地教師を対象とし、1コマ2時間30分を連続5日間行います。  講師は現在日本語教育者として、大変な人気と知名度のある笈川幸司さん。当財団の北京経験交流会でも2016年から2019年の特任講師を引き受けていただいています。
 私たちは笈川先生の熱血指導により、受講者の能力が向上するとともに、研修会が民間交流の貴重な機会になることを期待しています。


中国国際人材交流協会と笈川講師とのミーティング画面
中国国際人材交流協会と笈川講師とのミーティング画面


センター側ミーティング風景
センター側ミーティング風景



歳時記

ベトナムの夏

 4月に入ると、夏が来て気候は暖かくなり、乾燥した涼しい風が吹きます。しかし、6月から7月頃になると、次第に気温が高く、サンシャインが激しくなります。
 この頃に、街に出ると、日焼け止め服を着ている人の姿が目に入ります。きっと日本ではこれが珍しい光景でしょう。
 ビーチツーリズムも、より賑やかになります。 DA NANG, PHU QUOC, SAM SON, DO SON, CAT BA, CUA LOという有名なビーチはいつも混雑しています。
 夏の時期はやはり果物の種類が豊富になり、通りには果物の屋台が見えます。
 次回はベトナムの秋と冬について調べてみます。
 みなさん、楽しみにしてください。

(ベトナム送出し機関E社)







一ツ橋

50年目の節目に

 1972年田中角栄内閣総理大臣と周恩来中国国務院総理により日中国交正常化は実現した。それから50年、日中関係は大きく拡大してきた。
 しかし、昨今は政治的にも経済的にも冷え込んだ日中関係が語られる。当センターの沿革は、日中の文化交流に始まり、36年の歴史を持つ。経済的な荒波も経験したが、技能実習制度により、安定的交流を進めてきた。
 そして今日は、中国からベトナムへと技能実習生は広がり、さらに、インドネシア、ネパール、スリランカからも受け入れることを検討している。技能実習制度も様々な課題を克服するため制度見直しの途上にある。広くアジアを包む交流として進んで行くことになる。  中国のことわざに「飲水思源」がある。水を飲む時には井戸を掘った人の苦労(恩)を忘れてはいけないの意である。
 日中国交の50年、当センターの36年の歴史と現状を考える際にも「飲水思源」が必要と思う。

(K・K)



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