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日本語教師体験記

閩江学院に赴任して(2017/11/1)

福建省福州市閩江学院 鈴木 節子

 福州空港に降り立った時は感動して目頭が熱くなった。
 「やっと中国に来た。それも旅行じゃない。これからこの地で日本語教師として仕事をするのだ。」
 中国で日本語を教えたいという長年の夢が叶い、定年退職後の昨年9月、私の赴任校である閩江学院にやってきた。赴任する前は不安ばかりだったが、「案ずるより産むが易し」の諺通り、心地よい中国生活が始まった。
 福建省の省都である福州市は那覇市とほぼ同じ緯度にあり、台湾海峡を隔てると台湾がある。人口は約757万人(2016年)の都市で、気候は温暖湿潤、四季常緑、夏は長く冬は短い。雪は降らない。年平均気温は20~25度で、7月~9月の最高気温は40度近くになる。
 閩江学院は公立の大学で、福州市の郊外にあり、約2万人の学生が寮生活をしながら勉学に励んでいる。この大学には外教職員用の宿舎がないので、市内にアパートを借りてバスで大学へ通う。前任の先生が私のお世話をしてくれる卒業生を紹介してくれた御蔭で、バスの乗り方、キャンパス内の案内、学食の利用の仕方、買い物等々細かに説明してくれた。休みの日には、福州の街を案内してくれた。また先輩の日本人教師からいろいろ教わった。
 1年目は、授業の準備や指導の工夫など試行錯誤の連続で落ち込むこともあったが、学生たちは親切で礼儀正しく、廊下ですれ違ったり、私を見かけたりしたときによく声をかけてくれたので救われた。北京交流会で講師の先生から教えて頂いた「アフレコ」を1年生、3年生の授業の中で実践してみたら、学生たちに好評で意欲的に取り組んでいた。
 2年目も継続して働けることになったので、12月に「アフレコ大会」を開催することになり、今準備を進めている。更に、1年目の反省を踏まえ、自分の授業の空いている時間に1年生の日本語の授業にTTとして手伝わせてもらっている。1年生の初期の段階は日本語の能力に差があり、日本語学科を志望しないが偶々入学してきた学生も少なからずいる。そのような学生は休みがちになり、出席していても消極的である。少しでもサポート出来ればとの思いであるが、効果があるのかもう少し続けていきたいと思う今日この頃である。

注)「アフレコ」・・・映画・テレビで、画面だけを撮影し、あとから台詞や音などを録音すること。
 「TT」・・・ティームティーチングの略。一つの教室で二人の教師が指導に当たる体制のこと。T1の先生が主として指導し、T2の先生がサポートする指導法。


閩江学院
閩江学院


教室にて
教室にて


授業風景
授業風景


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